孤高の巨人が遺したもの

會津八一、信州の足跡


青柳 直良/著
A5判
294ページ
2,800円(本体価格)

なぜかくも、彼に惹かれるのか

当代随一の文化人、秋艸道人・會津八一。歌人、書家、美術史家、そして教育者として知られる八一の信州における足跡をたどりながら、その思想、生き方を丹念な資料渉猟および関係者の証言をもとに、浮き彫りにした感動の一冊。


もくじ

第1章
信州に建つ會津八一碑
1.歌碑の建立と「山中高歌語る会」
2.書碑の建立と「朝日村會津先生の会」
3.早稲田大学山岳部遭難記念磨崖碑

第2章
會津八一と小林一茶
1.一茶との出会いから敬慕へ
2.『六番日記』の発見と出版計画の挫折
3.會津八一の人生主義と地方俳諧論
4.會津八一の一茶研究とその意義

第3章
會津八一と「山中高歌」
1.會津八一の憂患と山田温泉
2.「山中高歌」の成立
3.會津八一の芸術方途を決めた歌

第4章
東筑摩郡教育会の古美術研究
1.南部支会の古美術講習会
2.実証的な臨池演習を加えた西部支会の古美術講習会
3.上伊那郡教育会の古美術講習

第5章
會津八一と朝日村学術講演
1.會津八一招聘
2.「法起寺塔婆露盤銘文考」の成立過程
3.會津八一の講演とその内容
4.朝日村講演の意義

第6章
會津八一と朝日村学術講演
1.會津八一招聘の具体的経過
2.周到・細心な講演会準備
3.学術講演会の様相
4.會津八一と信州の教師たち

第7章
會津八一と信州出身の文化人との交流
1.會津八一と新宿中村屋との交流
2.窪田空穂・吉江狐雁・日夏耿之助との交流




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