弥生時代を拓いた安曇族�U

亀山　勝／著 Ａ五判 124ページ 1,200円（本体価格） 中国春秋時代の呉国の海人族は、船を操って北部九州に渡って来た。彼らは水稲耕作の技術を日本に伝え、さらに鉱物採取、精錬の技術を日本に広めた。安曇族が新たな文化を日本列島に植えてけていった背景を東北地方にまで広げ、彼らが日本の弥生時代を拓いた痕跡を丹念に解き明かす。

もくじ 第一章　二五〇〇年前　日本列島への航路 　呉の海人、日本列島漂流譚 　記紀が描いた海の航路 　綿津見神の宮殿は阿曇族（安曇族）の国 第二章　東北地方と安曇族 　鳥取県智頭町早野訪問 　アヅミ系苗字 　地域別安曇系苗字 　東北地方太平洋側への経路 　東北地方と安曇族との結びつき 　東北地方の金と百済人 　宮城県のアヅミ系苗字と安曇族仮説 　一四〇〇人に関する諸説 　直木が指摘する難民説への疑問点 　直木の捕虜説への疑問 　百済人不穏分子の日本への追放 　安曇族と百済人追放者との接点 第三章　古代史の前景と背景 　金　印 　「魏志」倭人伝 　食糧の確保

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