それでもボク 柔道好きだから


テレビ信州/編
四六判
248ページ
1,500円(本体価格)

29年間で死亡者118人も出している教育現場の柔道事故。中学校の武道必修化が始まった現在、子どもたちへの安全な指導は、成されているのか、脳に重大な損傷を負った子どもの柔道事件を通し、日本のスポーツ指導のあり方を問う!!


主なもくじ

第一章 それは畳の上で起きていた
 突然の悲劇「片襟体落とし」・14
 頭を打たない事実と打つ事故・28
 柔道指導者の表と裏の顔・32
 知られざる脳損傷メカニズム・54
 強者に欠落する弱者の視点・70
 聞け! 犠牲一一八人、二九年間の声・78
 柔道にとどまらない悲劇・95

第二章 柔道を知らない教師たち
 柔道事故多発の渦中で・112
 日本のアイデンティティー・114
 私たちは見た!黒帯促成栽培=E123
 質より量の緊急避難・127
 かくして武道必修化は始まった・129

第三章 海を渡った黒帯の品格
 海を渡った日本柔道の精神・136
 柔道─嘉納治五郎の世界観・144
 死亡事故一件、六十有余年前の遺産・152
 黒帯の品格≠ヘ文化の差?・155
 人間教育─国境なき道場・159

第四章 裁かれる柔道界の常識の非常識
 立件へ「不可抗力」という抵抗勢力・164
 司法・検察VS市民・検察審査会・168
 無責任さ糾弾する重い求刑・181
 柔道「事故」が「事件」になった日・183
 画期的判決、その意味するところ・188

第五章 動き始めた「ゼロ」への挑戦
 「知らない」では済まされない・196
 意識改革─末端への道遠く・198
 信頼回復はイバラの道筋・203
 願い断つ一一九人目の犠牲・212
 死亡事故再発のキーワード=E218

第六章 それでも ボク 柔道好きだから
 遠くで灯る光明を・226
 双子兄弟─畳の上の絆・229
 「そうか、武蔵は柔道好きなんだ」・232

第七章 私たちが伝えたこと




龍鳳書房WEB STOREからのご購入はこちら


トップページへもどる